最大音量が違う

< 動画編集知識:映画用とソーシャルメディア用で最大音量が違う >

アメリカの3Dアニメーション会社でアシスタントエディターとして働いてる、Annaです。

ここでは、私が忘れたくないなと思った「動画編集についての学び」をまとめようと思いました。

今回は、私もあまり学ぶ機会の少ない「音量」について。

動画の音量を調節するMIX(セリフ、サウンドデザイン、ミュージック、などの全体の音量を調節する)段階で学んだことなのですが、

映画用とソーシャルメディア用で書き出すときの最大音量設定が結構違うようです。

私の今行っているプロジェクトは、「映画」用の音量でMIXされていて、本編素材を使ったトレーラー(予告編)をソーシャルメディアなどのために書き出す場合、音量を結構上げないといけないとBossに指摘を受けました。YouTubeなどのSNSは音量が大きいという印象はあったのですが、動画編集者が意図して音量大きく書き出していたとは全く知りませんでした。

音量数値を測るためのEffectがPremiereにはあるらしく、今日初めて「Loudness Radar」を使用しました。Premiere Effectがありすぎて、使ってないもの多すぎて恥!

(1)Loudness Radarの開け方、このような全体の音量を測ってくれる装置を「LKFS」ともいうらしいですね。

  • 開け方を教えてくれるYouTuberさん:LINK

(2)YouTube 設定 = -14.0レンジ、Peak -1.0

(3)Streaming 設定 = -24.0レンジ、Peak -2.0

(4)Cinema 設定 = -14.0レンジ、Peak -0.0

ドキュメンタリーなどを編集するときって、全体の音量差がわかりにくいから、このレーダーを使って音の大きさを全体的に見て調節していくことって大切だなって思いました。

動画を書き出す前の1つの確認ステップとして加えていこうと思います。

YouTubeなどでは動画をアップロードした時に、音量が大きすぎる部分は自動的に音量を下げてくれるそうです。

ただ、音量が小さい部分は調整されないとか。YouTubeシステムに音量をぐちゃぐちゃにされたくないので、音量大きすぎて下げられないように気をつけようと思いました。